レコードを強調表示する
レコードのフィールドの値を条件に、レコード一覧の該当カラムを強調表示(ハイライト表示)します。
ハイライト表示では、特定のカラムを目立ちやすくする、さまざまな表示スタイルが用意されています。このスタイルを絞込検索と同様の条件設定と組み合わせて、レコード一覧の表示を見やすくすることができます。
設定した条件はフィルターとして保存できるので、あとで目的に応じて使い分けることができます。
レコードをハイライト表示する
- [データベース閲覧]画面のコマンドバーで[表示]をクリックし、表示されるメニューで[ハイライト]を選択します。
[ハイライト設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 左端にある[sample]をクリックして表示される一覧から、セルに指定する表示スタイルのサンプルを選択します。
サンプルにない表示スタイルを指定したい場合は、一覧の一番下にある[詳細設定]を選択して表示される[ハイライトのスタイル]ダイアログボックスで設定します。
- [フィールドを選択]をクリックして表示される一覧から、ハイライト表示するフィールドを選択します。
右側にある設定欄が、選択したフィールドに適したものに変わります。
- フィールドにハイライト表示のスタイルを適用する条件を設定します。
- 複数の条件を設定するときは、設定欄の右側にある
をクリックします。
条件設定欄が1行追加されます。
※
をクリックすると、その行の条件設定欄が削除されます。
- 操作2.~4.と同様にして、追加する条件を設定します。
- [OK]をクリックします。
- ハイライト条件の優先順位を変更する
ハイライト条件の優先順位はドラッグ操作で変更できます。右端のを上下にドラッグして、順序を変更します。
[例]次のハイライト条件がある場合
- 「売り上げ」が100,000以上なら背景色を赤
- 「売り上げ」が200,000以上なら背景色を黄色
- 指定できるハイライト条件の数
1つのフィールドに指定できるハイライト条件は、10個までです。1つのデータベースでは、30個まで指定できます。
表示・設定項目
[ハイライト設定]ダイアログボックス
- 条件の設定欄
- ハイライト表示の条件にするフィールド・内容と、その絞込方法を設定します。
- スタイル(最も左)
- [sample]をクリックして表示される一覧から、ハイライトの表示スタイルを選択します。
[詳細設定]を選択すると、一覧にない表示スタイルを設定できます。
- フィールド(左から2番目)
- クリックして、条件にするフィールドを一覧から選択します。
- 検索する値(左から3番目)
- [フィールド]で選択した項目のデータ型に応じて、文字列や日付などを設定します。
フィールドのデータ型 説明 文字列(1行) 文字列を入力します。全角・半角は問いません。
タブや空白を含む文字列は、条件に使用できません。※入力できる最大文字数は、フィールドの詳細設定で設定されている[最大文字数]か、100文字のどちらか小さい方になります。
文字列(複数行) 文字列を入力します。全角・半角は問いません。
改行やタブ・空白を含む文字列は、条件に使用できません。※入力できる最大文字数は、フィールドの詳細設定で設定されている[最大文字数]か、100文字のどちらか小さい方になります。
数値 数値を入力します。単位は条件に使用できません。 ※数字・マイナス記号以外は入力できません。
メール 全角・半角を問わず100文字以内で入力します。
タブや空白を含む文字列は、条件に使用できません。URL 全角・半角を問わず100文字以内で入力します。
URL、またはラベルとして入力した文字列が条件になります。ドロップダウン 一覧から対象とする値を選択します。 チェックボックス 選択している/選択していないのどちらかを選択します。 選択リスト 一覧から対象とする値を選択します。 日付時刻 対象にする日付や時刻を設定します。
- 日時指定
特定の日時を指定します。
日付は入力欄をクリックしてカレンダーから日付を選択するか、日付形式(yyyy/mm/dd)で直接入力します。
時刻は時刻形式(hh:mm)で直接入力します。をクリックして、現在の時刻を設定することもできます。
- 今日
絞込検索を実行する当日を指定します。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行日を基準として何日か前後した日を指定できます。この場合、日数を直接入力したあと、[日前]または[日後]を選択します。
※日数は1~999の範囲で入力します。
- 今週
絞り込み検索を実行する週を指定します。週は日曜日始まりの1週間です。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行週を基準として何週か前後した週を指定できます。この場合、週数を直接入力したあと、[週間前]または[週間後]を選択します。
※週数は1~999の範囲で入力します。
- 今月
絞り込み検索を実行する月を指定します。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行月を基準として何か月か前後した月を指定できます。この場合、月数を直接入力したあと、[ヶ月前]または[ヶ月後]を選択します。
※月数は1~999の範囲で入力します。
- 今年
絞り込み検索を実行する年を指定します。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行年を基準として何年か前後した年を指定できます。この場合、年数を直接入力したあと、[年前]または[年後]を選択します。
※年数は1~999の範囲で入力します。
時間量 対象とする時間量を入力します。 ユーザー 対象にするユーザーを設定します。
フィールドを作成する際に指定した[選択形式]によって、設定方法が異なります。- [すべてのユーザーから選択]を選択した場合
をクリックして表示される[ユーザーの選択]ダイアログボックスで、ユーザーを1人選択して設定します。
選択したユーザーの表示を消すときは、をクリックします。
- [指定したユーザーから選択]を選択した場合
▼をクリックして表示されるユーザー一覧から、ユーザーを選択します。
数値計算 数値を入力します。単位は条件に使用できません。 ※数字・マイナス記号以外は入力できません。
※計算結果に対して入力値で検索されます。
日時計算 対象にする日付や時刻を設定します。
- 日時指定
特定の日時を指定します。
日付は入力欄をクリックしてカレンダーから日付を選択するか、日付形式(yyyy/mm/dd)で直接入力します。
時刻は時刻形式(hh:mm)で直接入力します。をクリックして、現在の時刻を設定することもできます。
※計算結果に対して入力値で検索されます。
- 今日
絞込検索を実行する当日を指定します。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行日を基準として何日か前後した日を指定できます。この場合、日数を直接入力したあと、[日前]または[日後]を選択します。
※日数は1~999の範囲で入力します。
- 今週
絞り込み検索を実行する週を指定します。週は日曜日始まりの1週間です。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行週を基準として何週か前後した週を指定できます。この場合、週数を直接入力したあと、[週間前]または[週間後]を選択します。
※週数は1~999の範囲で入力します。
- 今月
絞り込み検索を実行する月を指定します。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行月を基準として何か月か前後した月を指定できます。この場合、月数を直接入力したあと、[ヶ月前]または[ヶ月後]を選択します。
※月数は1~999の範囲で入力します。
- 今年
絞り込み検索を実行する年を指定します。
[からの]の左側にあるチェックボックス()をクリックして
にすると、絞込検索の実行年を基準として何年か前後した年を指定できます。この場合、年数を直接入力したあと、[年前]または[年後]を選択します。
※年数は1~999の範囲で入力します。
年齢計算 対象とする経過年数・月数・年月数を設定します。 自動採番 対象とする番号を設定します。
フィールドに接頭文字・接尾文字が含まれる場合は、それらを条件にすることもできます。ルックアップキー/ルックアップ ルックアップ先のフィールドに準じます。 - 日時指定
- 検索方法(右側)
- [フィールド]と[検索する値]に設定した内容を検索する方法を、次の中から選択します。
[フィールド]で選択した項目により、表示される検索方法の種類は異なります。
選択肢 説明 を含む [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容を含むレコードを検索します。 を含まない [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容を含まないレコードを検索します。 である [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容と完全に一致するレコードを検索します。 でない [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容と一致しないレコードを検索します。 以上 [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容以上の値が設定されたレコードを検索します。 以下 [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容以下の値が設定されたレコードを検索します。 より大きい [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容より大きい値が設定されたレコードを検索します。 より小さい [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容より小さい値が設定されたレコードを検索します。 で始まる [フィールド]で選択した対象の先頭に、[検索する値]に設定した内容が付くレコードを検索します。 で始まらない [フィールド]で選択した対象の先頭に、[検索する値]に設定した内容が付かないレコードを検索します。 で終わる [フィールド]で選択した対象の末尾に、[検索する値]に設定した内容が付くレコードを検索します。 で終わらない [フィールド]で選択した対象の末尾に、[検索する値]に設定した内容が付かないレコードを検索します。 が未入力である [フィールド]で選択した対象に、何も入力されていないレコードを検索します。
※[検索する値]は淡色で表示されます。
が未入力でない [フィールド]で選択した対象に、何か内容が入力されているレコードを検索します。 ※[検索する値]は淡色で表示されます。
自分である [フィールド]が[ユーザー]の場合に表示される検索方法です。今現在操作している自分自身を検索する場合に選択します。 ※[検索する値]は淡色で表示されます。
以後 [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容(日付・時刻)以後の値が設定されたレコードを検索します。 以前 [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容(日付・時刻)以前の値が設定されたレコードを検索します。 より後 [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容(日付・時刻)より後の値が設定されたレコードを検索します。 より前 [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容(日付・時刻)より前の値が設定されたレコードを検索します。 の範囲内 [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した範囲の値が設定されたレコードを検索します。
※範囲は[検索する値]の左側の入力欄の値以上、右側の入力欄の値以下が対象となります。
を含む [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容が含まれるレコードを検索します。
を含まない [フィールド]で選択した対象に、[検索する値]に設定した内容が含まれないレコードを検索します。
[条件の追加]
- ハイライト条件を追加します。
[条件の削除]
- クリックして、ハイライト条件を削除します。
[項目の並べ替え]
- 上下にドラッグして、ハイライト条件の優先順位を変更します。
- [プレビュー]
- 設定中の条件を、一時的にレコード一覧に適用します。
ハイライト表示の状況を確認して、再調整したり決定したりできます。