期限を知らせるメールを送信する-リマインダー通知-
リマインダー通知は、日付時刻フィールドに設定された値を基準とし、その前後の日数または時間を指定して自動的にメールで通知する機能です。送信されるメールはリマインダー通知メールと呼びます。
利用者は受け取った通知メールで期限を確認できるので、作業漏れを防ぐことができます。
通知ルールには、日付時刻フィールドの条件を2つまで設定できます。特定のフィールドを指定した条件を1つ設定することもできます。
※リマインダー通知を利用するには、システムのメール送信設定を有効にする必要があります。
※決裁データベースでは、決裁で承認されたレコードがリマインダー通知の対象となります。
リマインダー通知を確認する
リマインダー通知を送るための通知ルールを確認します。
- [ホーム]または[データベース閲覧]画面のデータベースの一覧で、情報の確認・変更をするデータベース名にポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューから[リマインダー通知]を選択します。
[データベース情報]ダイアログボックスが[リマインダー通知]シートが選択された状態で表示されます。
※メニューの[リマインダー通知]や、[データベース情報]ダイアログボックスの[リマインダー通知]シートは、システムのメール送信設定を有効になっているときに表示されます。
- 通知ルールの一覧で、設定されている通知ルールを確認します。
通知ルールの一覧には、次の項目が表示されます。
- 通知ルール名
- 通知ルールの名前が表示されます。
- 通知日時
- 通知メールを送信する日付に関する条件が表示されます。
- 通知条件
- 条件とするフィールドの名前やフィールドの値などが表示されます。
- 送信先
- 通知メールを送信するユーザー・グループ名、またはユーザーフィールド名のうち1つが表示されます。
表示された名前をクリックすると、すべての送信先を表示するダイアログボックスが表示されます。
- [OK]または[キャンセル]をクリックします。
通知ルールを追加・編集・削除した場合は、[OK]をクリックします。
- 送信先に設定できるユーザー・グループ数
送信先には、ユーザーまたはグループを最大で合計100件まで指定できます。
通知ルールを作成する
データベースの所有者・フォルダーの所有者・管理者の場合は、[データベース情報]ダイアログボックスの[リマインダー通知]シートに が表示されます。このボタンから、通知ルールを作成します。
- [ホーム]または[データベース閲覧]画面のデータベースの一覧で、情報の確認・変更をするデータベース名にポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューから[リマインダー通知]を選択します。
[データベース情報]ダイアログボックスが[リマインダー通知]シートが選択された状態で表示されます。
※メニューの[リマインダー通知]や、[データベース情報]ダイアログボックスの[リマインダー通知]シートは、システムのメール送信設定を有効になっているときに表示されます。
をクリックします。
[新しい通知ルール]ダイアログボックスが表示されます。
- 通知ルールを作成します。
- [OK]をクリックします。
[データベース情報]ダイアログボックスに戻り、[リマインダー通知]シートの通知ルールの一覧に作成した通知ルールが追加されます。
- [OK]をクリックします。
- 通知ルールを設定できる数
通知ルールは、1つのデータベースに20個まで設定できます。
- ユーザーフィールドの宛先数
ユーザーフィールドの宛先は、10個まで設定できます。
通知ルールを編集する
データベースの所有者・フォルダーの所有者・管理者の場合は、[データベース情報]ダイアログボックスの[リマインダー通知]シートに が表示されます。このボタンで、通知ルール一覧にある通知ルールを編集できます。
- [ホーム]または[データベース閲覧]画面のデータベースの一覧で、情報の確認・変更をするデータベース名にポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューから[リマインダー通知]を選択します。
[データベース情報]ダイアログボックスが[リマインダー通知]シートが選択された状態で表示されます。
※メニューの[リマインダー通知]や、[データベース情報]ダイアログボックスの[リマインダー通知]シートは、システムのメール送信設定を有効になっているときに表示されます。
- 通知ルールの一覧で、編集したい通知ルールを選択します。
-
をクリックします。
[通知ルールの編集]ダイアログボックスが表示されます。 - 通知ルールを変更します。
設定項目や設定方法は、通知ルールの作成時と同じです。
- [OK]をクリックします。
[データベース情報]ダイアログボックスに戻り、[リマインダー通知]シートの通知ルールの一覧に変更した通知ルールが表示されます。
- [OK]をクリックします。
通知ルールを削除する
データベースの所有者・フォルダーの所有者・管理者の場合は、[データベース情報]ダイアログボックスの[リマインダー通知]シートに が表示されます。このボタンで、通知ルール一覧にある通知ルールを削除できます。
- [ホーム]または[データベース閲覧]画面のデータベースの一覧で、情報の確認・変更をするデータベース名にポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューから[リマインダー通知]を選択します。
[データベース情報]ダイアログボックスが[リマインダー通知]シートが選択された状態で表示されます。
※メニューの[リマインダー通知]や、[データベース情報]ダイアログボックスの[リマインダー通知]シートは、システムのメール送信設定を有効になっているときに表示されます。
- 通知ルールの一覧で、削除したい通知ルールを選択します。
をクリックします。
削除してよいか、確認するメッセージが表示されます。
- [削除]をクリックします。
選択した通知ルールが、通知ルールの一覧から削除されます。
- [OK]をクリックします。
- 通知ルールを削除すると、そのデータを元に戻すことはできません。
表示・設定項目
[新しい通知ルール]ダイアログボックス
- 通知ルール名
- 通知ルールの名前を40文字以内で入力します。
※1つのデータベースに同じ名前の通知ルールを作成することはできません。
- 通知日時
- 通知メールを送信する日時を設定します。2つまで設定できます。
- フィールド/値/判定条件
- 通知メールを送信する日時の条件を指定します。
一覧には、[既存のフィールド]シートの日付時刻フィールド・日時計算フィールド・ルックアップフィールドのうち、下記のそれぞれの条件を満たすものが表示されます。
- 日付時刻フィールド
表示形式が「日付時刻」または「日付」のフィールド
- 日時計算フィールド
次の計算方法が設定されたフィールド
- 表示形式が「日付時刻」または「日付」の日付時刻フィールドの「最大値」または「最小値」
- 表示形式が「日付時刻」または「日付」の日付時刻フィールドと時間量との和または差
- ルックアップフィールド
下記のすべての条件を満たすルックアップフィールド
- 手動更新のルックアップキーに関連づけられている
- 参照先が日付時刻フィールドまたは日時計算フィールドである
- 参照先の日付時刻フィールドまたは日時計算フィールドが、通知日時に利用できる条件を満たしている
- フィールドの指定について
作成日または更新日のフィールドは指定できません。
- 日付時刻フィールド
- 通知条件
- 通知メールを送信する条件を設定します。
- フィールド/値/判定条件
- 通知メールを送信する条件を指定します。
フィールドの値がある条件を満たしたときに通知メールを送信したいときは、対象のフィールドを選択したあと、値と判定条件を設定します。
- フィールドの指定について
- 次のフィールドは指定できません。
- 自動更新のルックアップキーに関連付けられたルックアップフィールド
- ファイルフィールド
- 画像フィールド
- データベースリンクフィールド
- 年齢計算フィールド
- 見出しフィールド
- 日付時刻フィールド、日時計算フィールドの値は、直接日時を指定する「日時指定」だけが利用できます。「本日」などは利用できません。
- 次のフィールドは指定できません。
- フィールドの指定について
- メールの設定
- 送信する通知メールに関する設定をします。
送信先/
[選択]
- 通知メールの送信先とするユーザー・グループを設定します。
[選択]をクリックして表示されるダイアログボックスで、ユーザー・グループを選択できます。
※グループを設定すると、そのグループに属するすべてのユーザーに通知メールが送信されます。
- 件名/[件名を初期値に戻す]
- 通知メールの件名を100文字以内で入力します。件名は、通知メールのタイトルとして設定されます。
「${
」と「}
」で囲まれたキーワードを指定すると、フィールド値やレコードのURLなど、通知対象のレコードの情報を反映できます。
初期値として、次の文字列が設定されています。
【UnitBase】リマインダー:${%データベース%} ${%通知ルール%}
[例] データベース名が「問い合わせ管理」、通知ルール名が「回答期限」の場合
送信される通知メールの件名は、次のとおりです。
【UnitBase】リマインダー:問い合わせ管理 回答期限
- メッセージ
- 通知メールに記載したいメッセージを500文字以内で入力します。
「${
」と「}
」で囲まれたキーワードを指定すると、フィールド値やレコードのURLなど、通知対象のレコードの情報を反映できます。
記載したいメッセージがなければ、空欄のままとします。
- [メールをプレビュー]
- クリックすると、通知メールの内容がプレビュー表示されます。
プレビュー時点で内容が確定しているキーワードは、その内容に置き換えて表示されます。内容が確定していないキーワードは、キーワードのままで表示されます。
- [詳細編集]
- クリックして表示されるダイアログボックスで、指定できるキーワードを確認しながら、件名やメッセージに挿入することができます。
キーワードを挿入するには、ダイアログボックスの[フィールド]シート/[その他]シート/[決裁]シートで挿入したいキーワードを選択したあと、[件名]または[メッセージ]のキーワードを挿入したい位置にカーソルを移動します。その状態で、をクリックします。
括弧が閉じていない場合や無効なキーワードが挿入された場合は、キーワードは置き換えられず、そのままの状態でメールが送信されます。
- [フィールド]シート
- レコードのフィールド値を反映するためのキーワードが表示されます。
出力できるフィールドの種類と出力時の書式は、以下のとおりです。
フィールドの種類 出力時の書式 文字列(1行)、文字列(複数行)、
ドロップダウン(文字列)、
選択リスト(文字列、数値:カンマ区切り)、
メール、自動採番、ユーザー
文字列 数値、ドロップダウン(数値)、数値計算 整数:整数表記
小数:桁指定による小数表記
日付時刻、日時計算(結果:日時、日付、時刻) 日時: YYYY/MM/DD hh:mm
日付:YYYY/MM/DD
時刻:hh:mm
URL 「ラベル」と「URL」の文字列を全角コロンで結合した文字列
[例]ジャストシステム:http://www.justsystems.com/
チェックボックス 「チェックあり」または「チェックなし」 時間量、日時計算(結果:時間量) d-hh:mm:ss
年齢計算 年、年月、月:月単位の整数
日:日単位の整数
※明細フィールドはキーワードで挿入できないので表示されません。
- [その他]シート
- フィールド値以外のレコード情報を書き込むためのキーワードが表示されます。
表示されるキーワードは、以下のとおりです。
キーワード 説明 ${%レコード作成者名%}
レコード作成者名を出力します。 ${%レコード作成日時%}
レコード作成日時を出力します。 ${%レコード更新者名%}
レコード更新者名を出力します。 ${%レコード更新日時%}
レコード更新日時を出力します。 ${%フォルダー%}
フォルダー名を出力します。 ${%データベース%}
データベース名を出力します。 ${%URL%}
レコードのURLを出力します。 ${%通知ルール%}
通知ルール名を出力します。 ${%通知条件%}
通知条件を出力します。 ${%通知日時%}
通知日時を出力します。 - [決裁]シート
- 決裁に関する情報を書き込むためのキーワードが表示されます。
決裁データベースのときだけ表示されます。
表示されるキーワードは、以下のとおりです。
キーワード 説明 ${%決裁状況%}
現在の決裁の状況を、次の文字列で出力します。
承認
/却下
/決裁中({ユーザー名})
/取消
/修正中
${%起案日%}
決裁の起案日を出力します。 ${%決裁完了日%}
決裁の完了日を出力します。完了していない場合は、何も出力されません。 ${%申請:本人%}
決裁の申請者名を出力します。 ${%申請:代理%}
決裁の代理申請者名を出力します。本人が申請した場合は、何も出力されません。 ${%申請:コメント%}
決裁の申請者のコメントを出力します。コメントがない場合は、何も出力されません。 ${%申請:本人[-2]%}
末尾から2番目の決裁者名を出力します。対応する決裁者が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:本人[-1]%}
末尾から1番目の決裁者名を出力します。 ${%申請:代理[-2]%}
末尾から2番目の決裁代理者名を出力します。対応する決裁代理者が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:代理[-1]%}
末尾から1番目の決裁代理者名を出力します。対応する決裁代理者が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:状況[-2]%}
末尾から2番目の決裁状況を出力します。対応する決裁状況が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:状況[-1]%}
末尾から1番目の決裁状況を出力します。 ${%申請:日時[-2]%}
末尾から2番目の決裁日時を出力します。対応する決裁日時が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:日時[-1]%}
末尾から1番目の決裁状況を出力します。 ${%申請:コメント[-2]%}
末尾から2番目の決裁コメントを出力します。対応する決裁コメントが存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:コメント[-1]%}
末尾から1番目の決裁コメントを出力します。対応する決裁コメントが存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:本人[1]%}
先頭から1番目の決裁者名を出力します。 ${%申請:本人[2]%}
先頭から2番目の決裁者名を出力します。対応する決裁者が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:代理[1]%}
先頭から1番目の決裁代理者名を出力します。対応する決裁代理者が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:代理[2]%}
先頭から2番目の決裁代理者名を出力します。対応する決裁代理者が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:状況[1]%}
先頭から1番目の決裁状況を出力します。 ${%申請:状況[2]%}
先頭から2番目の決裁状況を出力します。対応する決裁状況が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:日時[1]%}
先頭から1番目の決裁状況を出力します。 ${%申請:日時[2]%}
先頭から2番目の決裁状況を出力します。対応する決裁日時が存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:コメント[1]%}
先頭から1番目の決裁コメントを出力します。対応する決裁コメントが存在しない場合は、何も出力されません。 ${%申請:コメント[2]%}
先頭から2番目の決裁コメントを出力します。対応する決裁コメントが存在しない場合は、何も出力されません。 ※
[ ]
で指定する添え字には、3以上の値や-3以下の値も使用できます。