レイアウトを定義・調整する
データベースを表示するレイアウトを定義します。
データベースを作成すると、データベースを表示するためのレイアウトが、自動的に1つ作成されます。最初に自動で作成されたレイアウトを編集したり、新しくレイアウトを定義したりします。
- レイアウトに際して
UnitBaseでは、[データベース編集]画面で一覧レイアウト・フォームレイアウトにフィールドを配置して、[データベース閲覧]画面でレコードを編集・参照するときのレイアウトを定義します。- 一覧レイアウト
…レコード一覧に反映されるレイアウトです。 - フォームレイアウト
…[ビューアー]シートや、[新しいレコード]ダイアログボックス・[レコード編集]ダイアログボックスに反映されるレイアウトです。
- 一覧レイアウト
レイアウトを新しく作成する
選択しているデータベースを表示するレイアウトを、新しく作成します。
作成したデータベースに対して、利用者や用途に合わせて、複数の見せ方を用意したい場合に利用します。
[1]新しいレイアウトを作成する
- [データベース編集]画面で、コマンドバーの
[レイアウトの切り替え]をクリックします。
[レイアウト]メニューが表示されます。 - メニューから[新しいレイアウト]を選択します。
[レイアウトの作成]ダイアログボックスが表示されます。 - 新しく作成するレイアウトに付ける名前を、[レイアウト名]に入力します。
40文字以内で設定します。 - 設定が完了したら、[OK]をクリックします。
白紙のレイアウトが表示されます。
次に、フィールドを配置してレイアウトを作成します。
[2]新しいレイアウトにフィールドを配置する
- 画面右側の白紙の領域へ、フィールドをドラッグして配置します。
データベースに新しいフィールドを作成して配置するときは[新しいフィールド]シートを、すでに作成しているフィールドを配置するときは[既存のフィールド]シートを使用します。- 新しいフィールドを作成して配置する
- [新しいフィールド]シートにあるフィールドを選択して、画面右側の領域へドラッグします。
[新しいフィールドを作る]ダイアログボックスが表示されるので、フィールドの名前や必要な情報を設定します。※
の状態で、フォームレイアウトのセルまでドラッグすると、一覧レイアウトにもフィールドが配置されます。
同様に、一覧レイアウトまでドラッグすると、フォームレイアウトの左列一番下のセルにフィールドが追加されます。
表示がまたは
の状態のときも、ドラッグしたレイアウトだけでなく、表示されていないもう一方のレイアウトにもフィールドが追加されます。
- 別のユーザーが作成したデータベースにレイアウトを追加した場合
新しいフィールドとして、[見出し]以外のフィールドを追加することはできません。[新しいフィールド]シートには、[見出し]のフィールドだけが表示されます。
[既存のフィールド]シートで設定されているフィールドを配置します。
- 別のユーザーが作成したデータベースにレイアウトを追加した場合
- すでに作成しているフィールドを配置する
- [既存のフィールド]シートにあるフィールドを選択して、画面右側の領域へドラッグします。
※レイアウト上にすでに配置しているフィールドは、新しく配置することはできません。
※
・
・
の、どの表示の状態のときも、ドラッグしたレイアウトにだけフィールドが配置されます。
- 必要な項目だけ、操作を繰り返します。
また、配置したフィールドをドラッグして配置する位置を変更したり、編集したりします。- フィールドの配置を変更する
- フォームレイアウトに配置したフィールドは、ドラッグ操作で位置を変更できます。
配置したフィールドを選択し、変更したい位置までドラッグします。 - フィールドの設定や表示幅などを変更する
- レイアウト上の表示幅や、フィールドの設定は配置したあとで変更することができます。
- レイアウトに追加できるフィールド数について
レイアウトには、明細内のフィールドを含めて最大100個までのフィールドを追加できます。
なお、明細内には最大8個までのフィールドを追加できます。 - 新しいレイアウトへ、フィールドをまとめて追加する
新しいレイアウトを作成し、白紙の状態からフィールドを配置する場合、既存のフィールドをまとめて追加することもできます。
[既存のフィールド]シートを選択し、をクリックして表示されるメニューから[すべてのフィールドを自動配置]を選択します。
※どのレイアウトに追加されるかは、表示状態によって異なります。
- 分割表示の場合:一覧レイアウト・フォームレイアウトの両方に配置
- フォーム表示の場合:フォームレイアウトに配置
- 一覧表示の場合:一覧レイアウトに配置
- [新しいレコード]ダイアログボックスや[レコードの編集]ダイアログボックスでTabキーを押したときの動作を切り替える
[新しいレコード]ダイアログボックスや[レコードの編集]ダイアログボックスでは、Tabキーを押して項目間を移動できます。
Tabキーを押したときに優先して移動する方向を設定します。
[データベース編集]画面のコマンドバーでをクリックします。[詳細設定]ダイアログボックスが表示されるので、[フォームの設定]の[TAB順]で、優先する方向を選択します。
※[レコードの編集]ダイアログボックスで選択しているレイアウト単位で設定します。
- レコード一覧に「作成者」「作成日」「更新者」「更新日」を表示する設定にする
レコード一覧の項目として、「作成者」「作成日」「更新者」「更新日」を表示するかしないかを設定しておくことができます。
[データベース編集]画面のコマンドバーでをクリックします。[詳細設定]ダイアログボックスが表示されるので、[一覧の設定]の[項目の表示]で、レコード一覧に表示する項目をオン(
)にします。
※[データベース閲覧]画面で、コマンドバーの[表示]をクリックし、[表示フィールド]を選択して、項目の表示/非表示を切り替えることもできます。
- 1ページのレコード表示件数を設定する
[データベース編集]画面のコマンドバーでをクリックします。[詳細設定]ダイアログボックスが表示されるので、[一覧の設定]で1ページの表示件数を設定します。
※一覧に明細がある場合は、30件以上を設定しても30件になります。
※[データベース閲覧]画面のコマンドバーの[表示]で1ページの件数を設定した場合は、[詳細設定]ダイアログボックスで設定された件数より優先されます。
※1ページの件数を増やすと、データベース閲覧画面の表示にかかる時間が長くなります。動作が遅く感じられる場合は、1ページの件数を減らしてください。
- [データベース閲覧]画面が表示されたときのレコードの並び順を指定する
[データベース閲覧]画面にレコード一覧が表示されたときの最初の並び順を指定できます。
指定できる項目は、[並べ替え]ダイアログボックスと同じです。
- レイアウトに含まれるフィールド数が多い場合
レイアウトに含まれるフィールド数が増えると[データベース閲覧]画面での操作が遅くなることがあります。その場合は、一覧に表示するフィールド数を少なくする、レイアウトに表示されるフィールド数を減らすなどで、対処できます。
[見出し]・[明細]・[リレーションパネル]について
[見出し]と[明細]は、通常のフィールドとは異なり、ほかのフィールドをまとめるための特殊な役割を持っています。
また、[リレーションパネル]も、配置してあるデータベースとは別のデータベースのレコードを、一覧形式で参照する役割を持っています。
それぞれ、次のような注意事項があります。
- [見出し]
- 配置できるのは、フォームレイアウトだけです。
- [見出し]は、編集しているレイアウトにだけ反映されます。ほかのレイアウトと共有することはできません。
- [見出し]がフォームレイアウトに配置されているときに、[すべてのフィールドを自動配置]を実行すると、配置されていた[見出し]は削除されます。
- [明細]
- 配置できるのは、フォームレイアウト・一覧レイアウトに、それぞれ1つだけです。
- 新しいレイアウトに、[既存のフィールド]シートから[明細]を追加すると、明細内の構成フィールドもいっしょに追加されます。
空の[明細]を追加する場合は、[新しいフィールド]シートから追加します。
- [リレーションパネル]
- 配置できるのは、フォームレイアウトだけです。一覧レイアウトには配置できません。
- 1つのフォームレイアウトに配置できる[リレーションパネル]は5つまでです。
フィールドの挿入位置について
フィールドをドラッグした位置により、挿入される位置も変わります。
- フォームレイアウト
- 空白のセル
対象のセルにフィールドが配置されます。 - すでにフィールドが配置されているセル
対象のセルの下に新しいセルが追加され、追加されたセルにフィールドが配置されます。 - [明細]
明細を構成するフィールドとして配置されます。 - 明細内のフィールド
明細を構成するフィールドとして、マウスのボタンを離した位置の後ろに配置されます。 - フォームレイアウトと一覧レイアウトとの境界領域
フォームレイアウトに1行追加され、その左列に配置されます。
- 空白のセル
- 一覧レイアウト
- フィールドが存在しないとき
一覧の最後に配置されます。 - すでにフィールドが配置されている列
対象の列の後ろにフィールドが配置されます。 - 空の[明細]
明細を構成するフィールドとして配置されます。 - 明細内のフィールド
明細を構成するフィールドとして、マウスのボタンを離した位置の後ろに配置されます。
- フィールドが存在しないとき
既存のレイアウトを編集する
作成したレイアウトは、必要に応じて編集することができます。
- [データベース編集]画面で、編集するレイアウトに切り替えます。
編集画面に、選択したレイアウトが表示されます。 - 必要に応じて、フィールドの設定を編集したり、フィールドの表示幅や表示位置を変更したりします。
- フィールドの配置を変更する
- フォームレイアウトに配置されているフィールドは、ドラッグ操作で位置を変更します。
配置したフィールドを選択し、変更したい位置までドラッグします。 - 一覧レイアウト・フォームレイアウトの調整や、フィールドを編集する
- 必要に応じて、一覧レイアウト・フォームレイアウトの調整や、フィールドを編集します。
- 表示幅・表示高さを調整する
- フィールドの並びを変更する
- データの文字揃えを設定する
- フィールドの設定を編集する
- フィールドを非表示にする・削除する
- フィールドの種類を変換する
配置されているフィールドを確認する方法
フォームレイアウト・一覧レイアウトに配置されているフィールドを確認する場合は、[既存のフィールド]シートを利用します。
- 配置の有無を確認する
- [既存のフィールド]シートでは、各フィールド名の左横に、レイアウトの配置状況を示すマークが表示されます。
このマークを参考に、該当のフィールドをレイアウトに配置しているか、配置している場合、一覧・フォームの両方に追加されているかを確認できます。マーク レイアウトへの配置状況 [分割表示]のとき:一覧レイアウト・フォームレイアウトの両方に配置
[フォーム]のとき:フォームレイアウトに配置
[一覧]のとき:一覧レイアウトに配置[分割表示]のとき:一覧レイアウトにだけ配置
[フォーム]のとき:配置していない
[一覧]のとき:一覧レイアウトに配置[分割表示]のとき:フォームレイアウトにだけ配置
[フォーム]のとき:フォームレイアウトに配置
[一覧]のとき:配置していない[分割表示]のとき:一覧レイアウト・フォームレイアウトのどちらにも配置していない
[フォーム]のとき:配置していない
[一覧]のとき:配置していない - フィールドがレイアウトのどこに配置されているかを確認する
- [既存のフィールド]シートで、確認したいフィールドをクリックします。
対応するフィールドが、画面右側の編集領域上でも選択された状態になります。
画面に表示されていない場合は、編集領域をスクロールして、該当フィールドを確認します。
フォームレイアウトを調整する
フォームレイアウトで、フィールドの表示幅や高さを調整して、レイアウトを調整します。
入力欄の表示幅を調整する
フォームレイアウトでの、入力欄の表示幅を調整します。
※表示幅の変更ができるフィールドは、次の5種です。
文字列(1行)・文字列(複数行)・数値・メール・URL
- フォームレイアウトで、入力欄の表示幅を調整するフィールドにポインターを合わせます。
入力欄の右下隅にマークが表示されます。
- マークをドラッグします。
ドラッグに従って、表示幅が調整されます。
[明細]内のフィールドの場合
- [明細]内の、入力欄の表示幅を調整するフィールドの境界線付近にポインターを合わせます。
ポインターがに変化します。
- その状態で境界線をドラッグします。
ドラッグに従って、表示幅が調整されます。
セルを結合して、フィールドの表示幅・高さを広げる
フォームレイアウト画面は2列の表組の構成をとっています。この1つのセル内に、フィールドを配置しています。
1つのセルではフィールドの幅・高さが狭いときは、セルを結合して、表示領域を広げます。
例えば、フィールドの入力エリアを広くしたい場合は右のセルと結合し、文字列(複数行)や明細のように高さがあるフィールドの左右に複数のフィールドを配置したい場合は下のセルと結合すると便利です。
※次のフィールドは、セルを結合することで、表示領域をより広く取ることができます。
文字列(1行)・文字列(複数行)・数値・メール・URL
- フォームレイアウトで、対象のフィールドにポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューから[右のセルと結合]または[下のセルと結合]を選択します。
選択した方向のセルと結合され、セルが広がります。※右または下にフィールドが配置されている場合は、設定できません。
- 必要に応じて、配置したフィールドの幅や高さを、ドラッグして調整します。
※明細内に配置しているフィールドの表示幅を、フィールド名より狭くすることはできません。
セルの結合を解除する
- フォームレイアウトで、対象のフィールドにポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューから[右のセルと分割]・[下のセルと分割]を選択します。
セルの結合が解除され、元の表示に戻ります。
空白セルを削除する
フィールドの間に挟まれた空白セルを削除して、下のフィールドを上に詰めることができます。
- フォームレイアウトで、対象の空白セルにポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックします。
空白セルが削除されます。
※フィールドの結合などの関係で、空白セルを削除できない場合は、削除できないことを伝えるメッセージが表示されます。また、左右両方の空白セルが削除される場合は、削除してよいか確認するメッセージが表示されます。
一覧レイアウトを調整する
一覧レイアウトで、フィールドの表示幅や並びなどを調整します。
フィールドの表示幅を調整する
一覧レイアウトでの、フィールドの表示幅を調整します。
- 一覧レイアウトで、表示幅を調整するフィールドの境界線付近にポインターを合わせます。
ポインターがに変化します。
- その状態で境界線をドラッグします。
ドラッグに従って、表示幅が調整されます。
- 明細の表示幅は、直接変更することはできません。
明細内に配置しているフィールドの表示幅を変更すると、そのサイズに合わせて自動的に表示幅が調整されます。
フィールドの並びを変更する
一覧レイアウトでのフィールドの並び順を変更します。
- 一覧レイアウトで、対象にするフィールドのフィールド名にポインターを合わせ、マウスの左ボタンを押します。
- そのままマウスを動かし、移動したい位置へドラッグします。
- フィールド間にグレーの余白領域が表示されたら、マウスのボタンを離します。
指定した位置に、フィールドが移動します。
※明細内に配置しているフィールドは、通常のフィールドに移動することはできません。逆に、通常のフィールドを明細内に配置することもできません。
なお、明細は、通常のフィールドと同様に並べ替えることができます。
- [既存のフィールド]シート内のフィールドを並べ替える
すべてのフィールドを自動配置したような場合に、並び順を調整することができます。
例えば、数値計算や日時計算を設定する場合に、並び順を調整することで、計算の対象にするフィールドを広げることができます。
[既存のフィールド]の右端に表示されたマークをクリックし、表示されたメニューから[並べ替え]を選択します。
[既存のフィールド]シートが、フィールドを並べ替えるモードに切り替わるので、フィールドをドラッグしてを並べ替えます。
モードを終了するときは、[既存のフィールド]の右端に表示された[並べ替え終了]をクリックします。※数値計算フィールドや日時計算フィールドは、計算対象フィールドより後ろに配置する必要があります。
データの文字揃えを設定する
文字列を中央揃えにするなど、一覧レイアウト上でのフィールド内のデータを、文字揃えを設定して見やすくします。
- 一覧レイアウトで、対象のフィールドにポインターを合わせます。
右端にマークが表示されます。
マークをクリックし、表示されたメニューの[文字揃え]にポインターを合わせます。
[文字揃え]のサブメニューが表示されます。- メニューから、レコードのデータを表示する位置を選択します。
[左揃え]・[中央揃え]・[右揃え]の中から選択できます。
一覧レイアウトでの、レコードの表示位置が変更されます。
- 一覧レイアウトで文字揃えの状態を確認する
一覧レイアウトでは、各フィールドの2行目に、初期値、または初期値がない場合は-(ハイフン)が表示されます。
この2行目の表示に、文字揃えが適用されます。2行目の表示を確認して、一覧レイアウトでの表示状態を調整します。